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オランダ~なぜ低地がひろがるのか~
加藤学習塾ブログ
2022/05/02
みなさん、こんにちは。
今日はオランダの話をします。
オランダの正式国名は「ネーデルランド(Nederland)」いいます。
ネーデルランドとは「低地の国」という意味です。
どのぐらい低地なのかというと、オランダ本土(ヨーロッパ大陸での領土)の最高地点は海抜322.5mしかなく、最低地点がなんと「マイナス6.7m」です。海面よりも約7m低いところがあります。しかもオランダ本土の約4分の1が海面下(0mより低い)のマイナス地点です。
なぜ、低地が広がっているのでしょうか?
オランダの観光の名所にもなっていますが、風車がカギをにぎっています。
オランダには偏西風が吹いていますので風車はうってつけの道具ですね。
17世紀ごろから、風車の建設が進み、穀物の粉砕・塗料の製造・工業製品の製造など多用されました。
また、農地開拓や治水工事のために、川をせきとめて排水したり、池の排水がされました。そのため、土地が広がり、海面下の土地が広がりました。
実は現在も風車による排水が行われており、オランダの国土は広がっています。
このように、オランダは自国の産業や治水による防災のために風車を活用してきたのですね。
ちなみにオランダという呼び方はポルトガル語の「Holanda」に由来するといわれています。
南蛮貿易時代(室町~安土桃山時代)にポルトガル人宣教師での呼び方が日本に定着したといわれています。
「Holanda」は「くぼ地」を意味するとのことです。
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