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江戸時代の数学の単位は?
加藤学習塾ブログ
2023/11/17
みなさん、こんにちは。
今では大きさや容積・長さなどの単位は欧米のメートル法が一般的ですね。
しかし、江戸時代以前では、尺貫法が一般的でした。
しかも、この尺貫法は、元々は農地の面積やお米の量を測定するのに用いられており、米社会だった日本ならではの尺度といえますね。
では、みてみましょう。
【長さ】
・1分(ぶ)=約3mm
・1寸(すん)=10分=約3cm
・1尺(しゃく)=10寸=約30cm
・1間(けん)=6尺=約1.8m
・1町(ちょう)=60間=約109m
・1里(り)=36町=約3.93km
【面積】
・1坪(つぼ)=1間×1間=約3.3m²
・1畝(せ)=30坪=約99.2m²=約1a(アール)=10m×10m
・1反(たん)=10畝=約992m²=約10a
・1町(ちょう)=10反=約9920m²=約1ha(ヘクタール)=100m×100m
【容積】
・1合(ごう)=約180ml
・1升(しょう)=10合=約1.8l
・1斗(と)=10升=約18l
・1石(こく)=10斗=約180l
この尺貫法は、体の部位を使って大体の大きさを知ることが出来ます。例えば、両手の親指をくっつけたときの左手の小指から右手の小指までが約30cmの1尺に近いです。面積で言うと、大の大人が寝転げるぐらいの広さが1坪です。
今でも、住宅地の広さを尺貫法で表しますね。日本の文化・住宅環境に合っているからでしょうか?
ちなみに、土地の広さで1aや1haを多く使うようになりましたが、これが大体1畝が1aで1町が1haに該当していたので、メートル法を導入するときに土地の面積においてトラブルや混乱が少なかったようです。
1升瓶など、今でもなじみのある言葉が多いですね。
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