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★日本地理統計問題にチャレンジ★~2025年度岡山県高校入試一般選抜:社会で出題~
加藤学習塾ブログ
2025/03/18
みなさん、こんにちは。
今日は以下の問題にチャレンジ!!
先日の岡山県高校入試一般選抜の社会で出題されたものだよ。
問い:
「以下のア~カは、
岐阜県、滋賀県、福井県、三重県、京都府、奈良県、
のいずれかの、統計である。
ア~カが、それぞれ何県か考えてみよう」
※内水面:河川・湖・沼などの海域を含めない水域のこと
ア:林業産出額→約75億円、漁業生産量→約1430トン(うち内水面→約1430トン)
イ:林業産出額→約47億円、漁業生産量→約145000トン(うち内水面→約330トン)
ウ:林業産出額→約23億円、漁業生産量→約10700トン(うち内水面→約20トン)
エ:林業産出額→約23億円、漁業生産量→約13トン(うち内水面→約13トン)
オ:林業産出額→約16億円、漁業生産量→約12400トン(うち内水面→約30トン)
カ:林業産出額→約8億円、漁業生産量→約1120トン(うち内水面→約1120トン)
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【解答】
ア:岐阜県、イ:三重県、ウ:京都府
エ:奈良県、オ:福井県、カ:滋賀県
ポイントは内水面です。
全体の漁業生産量と内水面での漁業生産量がかけ離れている場合は、海での漁業が盛ん。
一方、全体の漁業生産量と内水面での漁業生産量がほぼ同一の場合は、内陸県であり海での漁業が無理ということになります。
よって、イウオの3つが、海に接している県であり、アエカの3つが、内陸県です。
あとは、林業と漁業の額で仕分けしていきます。
ア:岐阜県
森林率が80%であり、林業の資源が豊富です。
また、伝統的な林業が発展しており、材木としての人工林が豊富です。
「東濃ひのき」、「飛騨すぎ」といったブランド材も豊富です。
イ:三重県
志摩半島周辺には、リアス海岸があり、
沿岸漁業(伊勢エビ・アワビ・マグロ・ぶりなど)、
養殖漁業(かき・タイ・ふぐ・真珠など)が盛んである。
この6県の中では、最も漁業が盛んということから判別したい。
ウ:京都府
古くから林業が盛んであり、家財・寺院などの材木に使われていたよ。
世界遺産に登録されているような、京都の神社・寺院の多くは、京都産の材木が使われているよ。
エ:奈良県
河川・湖沼が少なく、漁業生産量が低いことから、判別したい
オ:福井県
漁業について、
付近の海域を対馬海流の暖流、リマン海流の寒流が流れており、潮目ができやすく、大陸棚が広がり、また、沿岸部は若狭湾があり、そこは、リアス海岸が広がっているので、好漁場が多い。
カニ・えび・イカ・さばなどが有名。
カ:滋賀県
内水面での漁業生産量がほとんどであり、琵琶湖での漁業が盛んな滋賀県と判別したい。
琵琶湖では、マス・フナ・アユ・うなぎなどが漁獲されているよ。
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