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英語構文に挑戦~ヘミングウェイ「日はまた昇る」より~
加藤学習塾ブログ
2024/09/20
みなさん、こんにちは。
今日は巨匠ヘミングウェイの代表作「日はまた昇る」より英語構文に挑戦。
"He learned it painfully and thoroughly to counteract the feeling of inferiority and shyness he had felt on being treated as a Jew at the college. There was a certain inner confort in knowing he could knock down anybody who was snooty to him."
(彼は大学の時ユダヤ人扱いを受けて感じた劣等感や恥を打ち消すためにそれ〈ボクシング〉を苦心しながら徹底的に身につけていった。自分を軽蔑する人なら誰でも打ち負かすことができるんだと分かってきたことがいくらか心の慰めとなったのである)
自己肯定感が低い人でも努力すれば変われることが分かる英文ですね。
英文を見ていきましょう。
最初の「He learned it」はボクシングをlearnするという内容ですが、ここでlearnは「学ぶ」だと変ですね。learnは「経験によってスキル・技能を習得する」というイメージです。
次に「to counteract」の不定詞は「~するために」という目的でとればいいですね。
「劣等感や恥を打ち消すために→ボクシングを身につける」という文脈です。
次に「the feeling of inferiority and shyness」のofについてです。
「~の」というイメージですが、「~という」のような同格の訳し方があります。「劣等感や恥という感情」のように、どういう感情なのかの具体化として「of」が修飾しています。
次に「inferiority and shyness he had felt」の部分です。いきなり、SVの文が出てきますが、英文でSVが2つ存在することはありえません。
「inferiority and shyness〈which・that〉 he had felt」のように、名詞とSVの間には十中八九、関係代名詞の省略があるので気をつけましょう。
次に「being treated as」の部分です。動名詞の受け身形です。「being・pp〈過去分詞〉~」の形で「~されること」ですね。よって、「~として扱われること」と意味をとります。
次に「a certain inner confort」のcertainは「確かな・確信した」だと変ですね。名詞修飾のcertainは「ある・いくらかの」のように、漠然としたものを修飾します。
最後に、「anybody who~」の部分です。肯定文の「any~」は「~なら誰でも・何でも」という強意になるのでおさえておきましょう。
英文は意味の語句ごとに分解しながら文意をとっていきます。チャレンジ!!
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