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「おもしろい」の語源
加藤学習塾ブログ
2024/05/08
みなさん、こんにちは。
今日は「おもしろい」という言葉を見てみましょう。
日常会話でもよくおもしろいは使われますね。
気持ちを愉快にさせるものに対して「おもしろい」を使いますが、漢字で表すと「面白い」です。
なんと、「面白い」という言葉自体は奈良時代以前の古代から使われていたようです。
歴史のある言葉ですね。
語源を見てみましょう。
「面」は顔、目の前、「白」は明るくはっきりしている様子を意味し、「顔、目の前が明るくなった状態」つまり目の前の美しい景色という意味がありました。
さらに意味が転じ、明るい感情全般を表すようになり、今日使われる意味での「面白い」の意味になったという説があります。
他にも、「思う」と「著し(しるし)」からくっついたという説があります。
「著し(しるし)」とは、古語単語で重要語であり大学受験生はおさえないといけない単語ですが、「はっきりとしている、顕著な」という意味です。
そこから、思いが強く際立っているという意味の「おもしるし(思著し)」という言葉が「おもしろい」に変化したともいわれています。
日本神話では、困った神々がアマテラスをおびき寄せるために、岩戸の前で面白可笑しいことを始めたそうです。みんながゲラゲラ笑うその声に引かれたアマテラスはついに岩戸から顔を出したその瞬間、みんなの顔が一斉に光で白く輝いたことから「面白い」の語源になったという神話もあります。
こうして、語源に関していろいろな説があり、まさに「面白い」ですね。
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