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タイの工業化~日本企業の進出のおかげ~
加藤学習塾ブログ
2023/10/25
みなさん、こんにちは。
今日はタイの工業化について見てみましょう。
タイはASEAN(東南アジア諸国連合)の中でも工業化が早くから進み、経済水準が高い国へと成長しています。
一人当たりののGDPはASEANの中でもシンガポール・ブルネイ・マレーシアに次ぐ数値になっています。
タイの経済成長には日本企業のタイへの進出が関わっています。
ASEAN内での自由貿易圏や原材料の確保の容易さ・外資系企業に対する法人税の優遇・低い人件費などからASEANへの日本企業の進出が進んでいますが、特に、タイへの進出が顕著であり、2020年時点で約6000企業も進出しています。
なぜ、タイへの進出が盛んでしょうか?
①ハブ機能の高さ
タイは東南アジアのほぼ中央に位置しており、バンコクの国際空港はハブ機能化が進み、世界各国との航路が開拓されています。また、周辺諸国(ラオス・ベトナム・カンボジアなど)との陸路の鉄道・車道が整備されて、隣国との物流が盛んになりました。
②外資系企業に対する優遇
外資系企業に対して法人税の優遇や原材料の輸入関税の免除が認められており、進出しやすい環境にあります。
③多角的産業の集積化
様々な産業を誘致して、産業を多角的に集積化させることで、原材料の確保・加工→部品作り→組立・仕上げといった流れ作業がタイの一角の地区で一括で行うことが出来るのが強みです。特に自動車産業はいろいろな企業が集積し、東南アジア一の自動車産業となっています。
外資系企業を優遇する政策をとっており、経済成長しているタイ。今後の経済動向に注目ですね。
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