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算数問題~比一個分を考えよう~
加藤学習塾ブログ
2023/06/28
みなさん、こんにちは。
中学で方程式を習うので、ある程度の文章題は文字式による方程式を立式することで計算することができます。
しかし、方程式を習っていない小学算数では、別の解法をつかって解くことになります。
以下の問題を見てみましょう。
問い:「A・B・Cの3人の所持金の合計は1500円で、AはCの3倍より130円多く、BはCの2倍より70円少ないです。3人の所持金はそれぞれ何円ですか?」
Cの所持金を基準に考えます。まず、「Cの所持金が何個分で何円になるのか」を考えます。
AはCの3倍より130円多いので、「Cの所持金の3個分と130円余分にある」状態ですね。一方、BはCの2倍より70円少ないので、「Cの所持金の2個分と70円不足している」状態ですね。
よって、130円余分で70円不足している状態を合わせると、60円余分にある状態です。なので、3人の所持金の合計である1500円から60円余分なので、60を引くと、1440円になります。
この1440円が表しているのは、「Aの所持金→Cの所持金の3個分」と「Bの所持金→Cの所持金の2個分」と「Cの所持金」の合計なので、「1440円=Cの所持金の6個分」となります。よって、1440÷6して、Cの所持金は240円と分かります。
また、Aの所持金は240×3+130=850円、Bの所持金は240×2ー70=410円になりますね。
このように、あるものを基準に考えて、比一つ分の値を出して求めるという方法があります。
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