SDGsについて考えよう~ドイツを事例に石油のない社会を考えよう~|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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SDGsについて考えよう~ドイツを事例に石油のない社会を考えよう~

加藤学習塾ブログ

2023/07/04

みなさん、こんにちは。

今日はSDGsのうち、13番目の目標「気候変動に具体的な対策を」について考えましょう。
1997年に京都議定書、2016年にパリ協定が制定されて以降、ますます、世界中が気候変動に関心を持ち、対策を早急に打たなければならないという共通認識をもっています。
ヨーロッパの中心国であるドイツは、エネルギー問題に早くから関心を持ち、エネルギー政策に注力を入れている国だといえます。
まず、電力供給の観点から見てみましょう。
火力発電中心だったが原子力発電に切り替えていき、1990年のドイツの電力供給は火力発電が約7割(温室効果ガス排出量が高いとされる石炭関連が約6割、クリーンエネルギーとされる天然ガスが約6%)で原子力発電が約28%でした。
そして、火力発電から脱却するために自然エネルギーに着目して、太陽光発電・風力発電の導入を進めていきました。
その結果、2021年のドイツの電力供給は火力発電が約4割(石炭関連が約25%、クリーンエネルギーとされる天然ガスが約15%)、原子力発電が約12%、再生可能エネルギー(太陽光発電・風力発電・バイオマス発電など)が約4割という結果になっています。
設備投資など資金面でかなり大きな負担がかかるのに、国の一大プロジェクトとして、総発電量の約4割まで再生可能エネルギーに切り替えられているなんて、素晴らしいですね。
次に、ドイツのフライブルクが有名ですが、「パーク・アンド・ライド」を積極的に導入しています。
都市中心部の駐車代を高く設定して、代わりに郊外の駅近くの駐車代を安くして、路面電車などの公共交通機関の乗車代を安く設定することで、公共交通機関を利用してもらうという取り組みです。これにより、都市中心部の渋滞が減り、車からの排出ガスが減少しています。

政策として積極的にエネルギー政策を行っており素晴らしいですね。
日本も化石燃料は他国にほぼ依存している分、再生可能エネルギーの導入を早く進めたいですね。

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