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月食のとき、なぜ月は赤く見えるの?
加藤学習塾ブログ
2023/09/03
みなさん、こんにちは。
月が地球の陰に入り、太陽・地球・月の順に並んだときに起きる現象を月食といいますね。
特に地球の陰に完全に月が入ったときを皆既月食といいますが、そのとき、月が見えなくなるわけではありません。むしろ、月全体の様子を観察できますが、光が赤く反射されて見えます。
これは、光の波長の違いによります。青や紫などの暗色は波長が短いので、空気に触れると散乱しやすいですが、一方で、赤などの暖色の波長の長い光は、空気に触れても散乱しにくく、多少屈折しながらですがそのまま光が通過しやすいです。
そのため、皆既月食のときは、少し屈折して直進した波長の長い赤い光が地球の陰に入り、月に当たるので、月全体が赤く見えます。
この光の性質は夕焼けもそうですね。
昼間のときは、光が直進しやすく波長の短い青の光が先に目に届くので空が青く見えますが、夕方のときは、大気層に斜めから光が入るので、空気に触れる時間がながく、波長の短い青の光が散乱して、赤の光が残ります。よって、夕焼けになるのですね。
不思議ですね。
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