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よく出来た人体〜消化の機能〜
加藤学習塾ブログ
2023/05/07
みなさん、こんにちは。
食べ物を食べると、消化されますね。
人間は雑食で様々な食べ物を口にするので、いろいろな消化液・消化酵素が活躍します。
口の中ではだ液と食べ物が混ざることにより、だ液のアミラーゼという消化酵素がデンプンを麦芽糖やさらに細かい粒子のブドウ糖に分解してくれます。
胃液に含まれるペプシンという消化酵素がタンパク質をアミノ酸に分解してくれます。
たんのうから十二指腸に分泌される胆汁には消化酵素が含まれてませんが、脂肪の分解を助けてくれます。
そして、すい臓から分泌されるすい液にはリパーゼなどの消化酵素が含まれており、デンプンやタンパク質の分解を助けてくれたり、脂肪を脂肪酸とモノグリセリドに分解してくれます。
さて、消化酵素は、動物の進化とともに発達してきたといえます。
その証拠に、人間の消化酵素は約40℃ぐらいの温度がないと機能しないという特色があります。
それを確かめる実験は頻出ですね。
だ液とデンプンを混ぜたものを3種類用意して、温度を0℃・40℃・80℃にしておきます。
しばらくしたら、糖と反応するベネジクト液を入れてみて、ブドウ糖に分解されているかを確認します。
すると、40℃のものだけが反応しますね。
その次に、反応しなかった0℃・80℃の2つを、40℃に温度を変えて、ベネジクト液と反応するかを確かめます。
すると、0℃から40℃に変えたものは反応して、80℃から40℃に変えたものは反応しません。
その理由は、高温にさらされると、消化酵素は壊れてしまうからです。殺菌と同じ理屈ですね。
健康でいられることに感謝しながら生きたいですね。
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