北アメリカ大陸の気候分布|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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北アメリカ大陸の気候分布

加藤学習塾ブログ

2023/01/06

みなさん、こんにちは。

今日は北アメリカ大陸の気候分布を見てみましょう。

北アメリカ大陸のケッペンの気候区分(熱帯・乾燥帯・温帯・冷帯・寒帯などの気候の分け方)の割合はそれぞれどのぐらいでしょうか?


熱帯が約5%、乾燥帯が約15%、温帯が約14%、冷帯が約43%、寒帯が約24%あります。

北アメリカ大陸は赤道の方はせまく、北極圏の方に広がる逆三角形の形をした大陸ですね。だから、熱帯が分布している地域は少なく、冷帯・寒帯の合計が約7割ありますね。

リゾート地で有名なカリブ海周辺やメキシコ南部は熱帯が分布しており、特にメキシコでは、近年、温暖な気候を活かして、野菜・果実の輸出量を増やしています。メキシコ産のカボチャやアボガドなどがスーパーでもみかけると思います。

北アメリカ大陸ではロッキー山脈が南北に連なっているので、湿った空気が入りづらく、アメリカ南部の内陸部では砂漠気候が分布していますね。
乾燥帯に属するグレートプレーンズという丘陵地では、肉牛の放牧が行われたり、あるいは、地下水をくみ上げるセンターピボット方式という灌漑農業が行われています。

アメリカの東海岸はモンスーン(季節風)の影響で四季がみられ、日本の東京に近いような温帯になります。
プレーリーという良質な土壌があり、とうもろこし・大豆・豚などの家畜といった混合農業が展開されています。
一方で、アメリカの西海岸は、夏は温暖で乾燥して冬に降水量が多くなる地中海性気候という温帯に属します。そこでは地中海式農業が行われており、夏の温暖で日射量が多い気候を活かしてオレンジ・ブドウなどの果樹栽培や野菜などの栽培が盛んです。また、近年は欧米の寿司ブームもあり、自国の消費用やヨーロッパへの輸出向けの米の栽培も西海岸で増えています。


五大湖周辺やカナダの大部分が冷帯に属します。
カナダは広大な針葉樹林が広がっており、その樹林帯のことを「タイガ」といいます。
五大湖周辺では、酪農が行われて、アメリカの冷帯地域やカナダでは小麦栽培が主流になります。

カナダ北部の北極圏では寒帯が分布します。
原住民のイヌイットがアザラシなどを補食して伝統的な生活が営まれているところもあります。

いろいろな気候が分布している分、農業や生活・文化などが多様であり、アメリカでもカナダでも多文化社会が主流になっています。
いろいろと調べてみると面白いかもしれませんね。

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