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名言から学ぼう~孔子「論語」①~
加藤学習塾ブログ
2022/10/07
みなさん、こんにちは。
今日は孔子の論語から一節紹介します。
孔子は紀元前6世紀ぐらいのキリストが生まれる前の思想家で、儒教の開祖ですね。
今から2500年以上前の人物ですが、孔子の思想がまとめられた「論語」は、今でも通ずることが多く、名言が多いですね。
そんな孔子から一節紹介します。
「子曰く、命を知らざれば、以て君子と為す無きなり。礼を知らざれば、以て立つ無きなり。言を知らざれば、以て人を知る無きなり。」
(孔子は言った。なすべき運命が分からなければ、人格者となることはない。礼が分からなければ、世に立つことはない。言葉が分からなければ、人間を理解することはない。)
論語における君子とは、「人格者・教養人」のことである。自分を大局的に観察することが出来ずに目の前のことに精一杯であれば、教養人になることはないと述べられています。そして、「礼」は「仁」とならぶ孔子の思想の肝であるが、人に礼儀をつくして相手を尊重できるかが、社会を生き抜くために必要不可欠だと説いています。そして、言葉です。言葉には、「言霊(ことだま)」といって、言葉には魂が宿っているという思想があります。言葉には人の運命を変える力があるのです。
この「命(運命)」・「礼(礼儀)」・「言葉」こそ、AI社会の中で人間らしさを発揮する3要素だと思います。
便利さゆえに、自分の目指す道を見つけられていない、見失っている、はっきりしないような若年層が増えていると思います。
まずは、しっかりと自分を見つめて将来何をしたいのかを見定めて、礼儀を尽くして人脈を広げて、言葉によっていろいろな人に影響を与えられるような人間を目指してほしいと、最近思います。
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