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パーク&ライドの考え方
加藤学習塾ブログ
2022/10/26
みなさん、こんにちは。
今日はパーク&ライドについて紹介します。
パーク&ライドは英語で「park and ride」と表記するとおり、車を駐車して、町中へは公共交通機関か自転車に乗ろうという考え方です。
つまり、郊外の住宅地から車で移動して、専用の駐車場で車を駐めて、町中へはバス・電車・地下鉄などの公共交通機関か自転車を利用しようという取り組みです。
こうすることで、まず、化石燃料の消費を抑えて、温室効果ガス排出量の削減につながるので、持続可能なエネルギー利用につながるとともに、地球温暖化などの環境負荷を減らすことにつながります。
また、市中の交通量を抑えることで、渋滞軽減や事故数減少につながります。渋滞軽減は、燃料消費の削減にもつながるので、メリットが多いですね。
自治体全体で徹底的に取り組んでいるのが、ドイツのフライブルクという町です。
フライブルクは、ドイツの南部の町であり、かつて、イギリス・フランスの排煙が偏西風に乗って、酸性雨の被害がひどく、森が枯れるのがひどい地域でした。
そこで、環境対策を積極的に行っています。
フライブルクは自動車用の車道が少なく、自転車専用道路や歩道が多く、町中への通学・通勤は路面電車・バスなどの公共交通機関か自転車の方が利便性が高いです。
さらに、町中の駐車料金を割高にして、郊外の駐車場を無料で利用可能にして、公共交通機関は数分に一本のダイヤルにして、1ヶ月路線内いつでもどこでも利用可能な公共交通機関の格安定期券を発行するなど、公共交通機関の利便性を高めました。
さらに環境税みたいな形で、ゴミ料金など環境負荷になるものに対してかなりの金額がかかります。
最近は日本の都市でも、このパーク&ライドという考えを利用して、町中へつながる鉄道駅のすぐそばに大型の駐車場が整備されていますが、まだまだ一般的には浸透されていません。
いずれは、化石燃料も枯渇して、新しい交通手段を考えないといけません。
持続可能な社会を考えていきましょう。
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