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小豆島のオリーブ栽培について
加藤学習塾ブログ
2022/10/13
みなさん、こんにちは。
瀬戸内海を挟んでお隣の県、香川県の小豆島といえばオリーブ栽培で有名ですね。
日本のオリーブ生産量の9割以上がここ小豆島で栽培されています。
オリーブオイルは、健康志向によって、近年消費量が増えています。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸が、悪玉コレステロールを減らし、油脂分の分解を促進して、抗酸化作用があることから、注目されています。
そんなオリーブオイルの国産について紹介します。
小豆島のオリーブ栽培が始まったのは1908年のことです。明治政府が小豆島・三重県・鹿児島県で試験栽培を行ったのが始まりです。
オリーブの栽培条件として、年平均気温15度程度の温暖な気候と年間2000時間以上の日照時間、さらに樹木の生長や実の肥大化のために年間降水量1000mm程度が望ましいとされています。そんな、温暖かつ晴れの日が多く、ある程度降水もある気象条件を満たしていたのが香川県の小豆島であり、3カ所の試験栽培のうち成功したのは小豆島だけだそうです。
1960年代ごろから、外国産の安価なオリーブオイルが輸入されるようになり、国産のオリーブオイルは衰退していきますが、ファミレスなどのイタリアン料理の民衆化や健康志向の高まりにより、1990年代から消費量と需要が増えていきます。
2009年の農地法改正後、地元産業が小豆島のオリーブ産業に着手するようになります。
それ以降、移住してオリーブ栽培を始める人や、農家や地元産業が6次産業化を進めていきます。
6次産業化とは、第1次産業(生産・原材料の入手など)・第2次産業(製品の製造・食品加工など)・第三次産業(流通・販売・販促・広告・サービス化など)を組み合わせた複合的な商業モデルです。そうすることにより、ただ単に農産物・水産物を生産するだけでなく、付加価値を付けることにより、地元の特産品をブランド化しようという動きです。
こうしたことから、小豆島のオリーブは、ますますブランド化が進み、需要を高めて、差別化を図っているのですね。
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