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イギリスの隣国アイルランドの産業
加藤学習塾ブログ
2022/10/09
みなさん、こんにちは。
イギリスはヨーロッパの中でも有名な国ですが、隣国の同じ島国であるアイルランドについてはどういうイメージをもっていますか?
あまり、イメージがないのではと思います。
そこで、今日はアイルランドの産業について紹介します。
アイルランドは1980年代ぐらいまでは、基幹産業に乏しく、農業も、氷河時代に氷河に削られてやせた土地でありじゃがいもぐらいが主要作物であり、酪農が中心産業でした。
しかし、1990年代から徐々に経済成長するようになります。
その理由は以下が挙げられます。
①ECからEUへの発展によって人・モノ・サービスがより自由に行き来するようになった。
②ユーロの導入で、ヨーロッパでの金融業・保険業の中心になった
③法人税率の引き下げ・外資系企業の誘致などの経済政策が功を奏した
④インターネットの普及により、特に情報通信産業の誘致に成功した
⑤教育無償化など教育に力を入れており、高度な大学機関・研究機関があること
⑥熱心で勤勉な国民性
⑦1980年代まで大卒の優秀な人材は、イギリス・フランス・ドイツ・アメリカなど欧米各国の先進国に移住しており、そこで、労働スキルと高度な技術を身につけていた
コールセンターやICT産業などの情報通信産業、金融業・保険業が発展していきました。2007年のリーマン・ショックのときは、もろに影響を受けますが、多国籍企業である外資系企業が多くあったことと、成長著しい情報通信産業が発達しているので、すぐに経済が回復します。
そして、コロナ禍のときは、元々高度な研究機関があることから製薬業が活躍します。
近年はEUの中でも経済成長がプラスであり、ヨーロッパの中でも豊かな国になっています。
日本は技術力が高いと言われながら、KDDIの通信障害があったなど、実は、情報通信産業は先進国に遅れをとっています。
「IoT(モノのインターネット)」を掲げている以上、アイルランドのようにもっと情報通信産業に力を入れるべきだと思います。
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