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群馬県の工業と外国人労働者の関係
加藤学習塾ブログ
2022/12/20
みなさん、こんにちは。
今日は群馬県の工業と外国人労働者の関係について紹介します。
群馬県は、全国でもトップクラスの外国人労働者が定住しており、県内に約4万人の外国人労働者がいます。特に多いのが日系ブラジル人で約1万人います。
1990年の入管法(出入国管理および難民認定法の略称)改正により、日系人の子孫3世までなら、無条件で日本での定住・労働が認められるようになりました。よって、第2次世界大戦のときに南米に移住した日系ブラジル人・ペルー人などの子孫が多く日本に移住して就労しています。
群馬県は、五街道のうち中山道を通るなど、古来より、交通の要所でした。現代では、北関東自動車道や関越自動車道・上信越自動車道・上越新幹線・長野新幹線などが通るなど、関東と各地方を結ぶ交通の要所です。
そのため、高度経済成長期あたりから、機械産業・電気機械産業・食品加工業などの加工工場が立地していきました。
スバルや大塚製薬・サントリー食品・味の素など、各種大手メーカーの工場があります。
加工工場では、手順とマニュアルがあれば、たいしたコミュニケーションは必要ありませんので、言語の障害は比較的少ないです。
そのため、外国人労働者は、工場の担い手として重宝されて、定住化が推し進められました。
現在では、共生社会化が進められて、ブラジル系の専門店やレストラン・スーパーも立地しています。
しかし、コロナ禍による失業者の生活保護や、家族の移住問題、その移住に関わる学校問題など、多くの社会問題もあります。
やはり、若い担い手が少ない日本社会の今、日本の経済の回復のキーマンになるのは、外国人労働者の受け皿をつくることだと思います。
新たな法整備や生活保護が必要になるかなと思っています。
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