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studyとlearnの話

加藤学習塾ブログ

2022/06/04

みなさん、こんにちは。

今日は、studyとlearnの話をします。
英語で「学ぶ・勉強する」は主にstudy・learnの2語ですね。
どういう違いでしょうか?
以下の例文を見てみましょう。

1."I studied English from 8:00p.m to 10:00p.m last night."
2."I listened to the pronunciation of right and light many times, but I learned how hard it is to understand the difference."
3."I have been in America for 8 years, so I learned English."
4."I have been in America for 8 years, so I learned to communicate with American people well."


studyは「勉強している状態・過程」を表します。よって、単に勉強するという行為でしたらstudyを用います。よって、1の例文は「昨夜は午後8時から午後10時まで英語を勉強した」という意味になります。
一方で、learnは「経験して学ぶ」「身につけて学ぶ」・「習得する」という学んだ結果に重きが置かれます。よって、2の例文は「私は何度もrightとlightの発音を聞いてみたが、その発音の違いを理解するのは難しいということを(経験して)学んだ」という意味です。
また、3の例文は「私は8年間もアメリカにいるので、英語を習得した(話せるようになった)」という「習得した結果」を表します。
そして、4の例文は「learn to原形」の形で「(習得して)~することが出来るようになる」という意味であり、「私は8年間もアメリカにいるので、アメリカ人とうまくコミュニケーションをとることが出来るようになった」という意味です。

「study(勉強している状態)⇒learn(経験して学ぶ・習得)」というイメージになります。

日本教育がstudyばかりであり、受動的で学んだことを実際の社会の場で生かすようにする機会が少ないという批判があり、最近「アクティブラーニング」を教育に取り入れる学校・大学が増えています。学んだことをどう身につけるか・行動に移せるか・社会の場に生かすのかを能動的に自主的に考えていこうという取り組みです。
studyばかりでなく、learnを目指して、経験して、いろいろなことを身につけて社会性のある人に成長してほしいと思います。




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