満月が人の眠りに影響する? ― 月と私たちの不思議な関係
加藤学習塾ブログ
2025/10/23
「満月の夜は眠れない」――そんな話を聞いたことはありませんか?
実はこれ、単なる迷信ではなく、科学的にも一部裏付けがある現象なのです。
スイスの研究チームが行った実験によると、満月の夜には被験者のメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌量が減少し、入眠までの時間が平均5分ほど長くなったと報告されています。
また、睡眠時間も短くなる傾向があったとのこと。
これは、月明かりがもたらす光の変化が私たちの体内リズムに影響しているからだと考えられています。
古代の人々にとって、月は夜の光源そのものでした。
農耕や漁業、祭礼などの多くが月の満ち欠けに合わせて行われており、人々の生活は“月の暦”と密接に結びついていました。
現代でも、潮の満ち引きや動物の行動パターンが月の周期に影響を受けることが分かっています。
とはいえ、満月の夜に眠れなくても心配はいりません。
最近では、月明かりの夜にリラックスするための「ムーンセラピー」や「月光浴」といった過ごし方も注目されています。
自然のリズムを感じながら、少しゆったりとした夜を楽しんでみるのも良いかもしれません。