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九九はどの国でも同じ?
加藤学習塾ブログ
2025/09/02
小学生の頃に必死に覚えた「九九」。日本では1×1から9×9までの掛け算を暗唱できるようになるのが一つの通過儀礼です。しかし、世界の子どもたちも同じように九九を覚えているのでしょうか?
結論から言うと、九九は国によって形が大きく異なります。例えばアメリカやイギリスでは、掛け算の表は「12×12」まで習うのが一般的です。これはかつて1ダース(12個)が単位として広く使われていたため。その文化が教育にも反映されているのです。
一方、中国や韓国では、日本と同じように暗唱するスタイルがあります。中国の「九九歌」は、日本の九九よりもリズミカルで、子どもたちが歌のように唱えて覚えるのが特徴です。ヨーロッパでは暗唱よりも「掛け算表を見ながら理解する」方式が主流で、日本のように一気に覚え込むやり方はむしろ珍しいといえます。
また歴史をたどると、九九の起源は古代インドにあると言われています。そこから中国を経て日本に伝わり、今のような形に定着しました。つまり、私たちが口ずさむ九九は、古代の人々の知恵が現代まで引き継がれている証でもあるのです。
勉強がつらいと思う瞬間もあるかもしれませんが、九九を覚えた経験は世界の子どもたちの中でも特別な共通体験のひとつなのです。
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