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英語の名言から学ぼう~アビゲイル・アダムズ①~
加藤学習塾ブログ
2022/07/02
みなさん、こんにちは。
今日はアビゲイル・アダムズという方の名言を考えていきましょう。
アビゲイル・アダムズは中学社会の教科書に出てくるわけでもなく、そこまで歴史上有名な人物ではありませんが、アメリカ第2代大統領ジョン・アダムズの夫人であり、アメリカ独立戦争時にジョン・アダムズと交わされた手紙が、当時の社会情勢が分かったり、政治観が分かったりして貴重な資料になっています。
そんなアビゲイル・アダムズが放った一言が以下の通りです。
"Although it is vastly disagreeable to be accused of faults, yet no person ought to be offended when such accusations are delivered in the spirit of friendship."
(失敗を非難されるのはひどく不愉快だが、その非難が心からの友情によって伝えられたときは、誰も気分を害するべきではない)
英文について解説すると、although(though)は「~だが」という逆接で、接続詞yetも「しかし」という逆接です。althoughの中は「it is ~(for人) to原形」の形で「(~が)~することは~です」という文ですね。「to be accused of」はto不定詞の受身形(to be・過去分詞)で「~を非難されること」の形になっています。「ought to原形」はshouldと同意表現で「①~するべきである、②~するはずだ」の2つ意味があります。
人間はどうしても周りに原因を求めがちです。なぜなら、「自分はいい人」という自己肯定感と「自分は頑張っている・他の人に役立っている」という自己有用感を求めて自己保身に走る傾向があるからです。なので、非難されると、自己肯定感と自己有用感が傷つき、つい怒りや悲しみの感情が高まります。
しかし、気づいてほしいのは、非難というのは、「相手に変わってほしい・改善してほしい・いい人になってほしい」という愛のメッセージです。友情や愛情がなければ、相手に無関心であり、非難は起きません。
相手に非難されてついイラッとしてませんか?学校や塾や家で注意されたり怒られるのも、愛のメッセージです。
相手の非難に対しては、自分が成長する材料があると思って、話をしっかりと聞いてほしいと思います。
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