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スパゲッティをゆでるときに塩を入れる理由
加藤学習塾ブログ
2022/06/10
みなさん、こんにちは。
今日はスパゲッティの話をします。
スパゲッティをゆでるときに塩を入れますね。
その理由はなんでしょうか?
スパゲッティは小麦粉を練ったものを麺状にしているので、実はあまり味がついていません。
なので、塩味を付けることで、麺のうまみを引き出すというのも一理あります。
しかし、本領を発揮するのはここからです。
ゆであがったスパゲッティをソースと絡めますね。
するとどうなるでしょうか?
塩水を含んだスパゲッティは濃度が高い状態のため、浸透圧によって、スパゲッティの中の塩水がソースの方に抜けます。
浸透圧とは、異なる濃度の液体が触れたときに、濃度が均一になるように、濃度の高い液体の方から濃度の低い液体の方に物質が移動する現象です。
塩水が抜けたスパゲッティは空洞が出来て、ソースの味がしみやすくなります。
また、スパゲッティから塩分が入ることで、濃厚なソースの味になります。
スパゲッティをゆでるときに塩を入れるのは、あとで濃厚なソースにするためと、スパゲッティに味がしみやすくするという、効果があったのですね。
料理のひと手間というのは、科学的な効果もあってということもかなりあります。
先人の知恵はすごいですね。
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