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家庭学習時間は長ければ長いほど本当に効果がある?
加藤学習塾ブログ
2022/04/14
みなさん、こんにちは。
今日は家庭学習の学習時間について一緒に考えていきましょう。
「勉強しなさい」や「学習時間を増やしなさい」という言葉をよく言われるかもしれません。
しかし、本当に「学習時間を増やすこと」が効果的なのでしょうか?
一例をみてみましょう。
先生:1週間後に英単語テスト50問出します。1週間を使って勉強してきてね
生徒A:「6日間テスト勉強せずに、テスト前日に5時間勉強した」
生徒B:「1週間のうち2日、1日1時間の合計2時間テスト勉強した。(5日はテスト勉強せず)」
生徒C:「毎日15分の合計105分テスト勉強した」
3人の生徒の中でどの生徒がテスト結果がよかったでしょうか?
もちろん、その生徒自身の学力ややる気、テスト当日の体調などで結果に差が出ると思いますが、生徒Cが一番成績がよくなりやすいのは想像できますね。
「想像」だけだと説明不足ですので、脳科学の視点でなぜそういえるのかを説明していきます。
有名な話として「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。
その忘却曲線によると、ある単語Xを勉強したとしましょう。その単語Xを学習して1時間経過したら「約55%」忘れているとのことです。さらに24時間後にはその単語Xを「約75%」忘れているとのことです。つまり、1時間で半分忘れるのです。
よく前日にテスト内容を詰め込む「一夜漬け」する人を聞きますが、1時間で半分忘れるので無意味なことがこのことからわかりますね。
結論として、単に学習時間を増やすのではなく、「忘れないように同じ内容を反復するのか」が家庭学習の理想です。
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