なぜ1日は24時間なの??
加藤学習塾ブログ
2025/05/31
こんにちは!みなさん、時計を見て「今は何時?」って毎日言いますよね。
でも、ちょっと不思議に思いませんか?
「なんで1日は24時間なの?30時間とかじゃないの?」
実はこれ、古代の人たちの考え方や文化が関係しているんです!
1. 始まりは古代エジプト!「12」という数の秘密
1日が24時間に分けられるようになったのは、およそ4000年前の古代エジプトが始まりといわれています。
彼らは昼の時間を12に分けるという考え方をしました。
なぜ「12」なのかというと…
🖐 人間の手のひらを見てください。
- 親指以外の指(4本)それぞれに、3つの関節がありますよね?
- 4本 × 3 = 12
つまり、数を数えるときに使いやすい数字だったんです!
だから昼が12、夜も同じように12にして、1日を24時間にしたというわけです。
2. 太陽の動きと「12」の関係
エジプトでは太陽をとても大切にしていて、太陽が昇ってから沈むまでを12の時間に分けたんです。
さらに、夜も同じように星や月を見ながら12に分けて、合計24時間の一日ができあがりました。
3. ローマ人が機械式時計を作って「24時間制」が定着
その後、古代ローマの人たちがこの考え方を受け継ぎ、やがて機械式の時計が登場します。
機械で時間をはかるとき、「12」と「24」はとても都合がよかったんです。
たとえば:
- 24は、2・3・4・6・8・12などで割れる → 分割しやすい
- 朝と夜で12時間ずつに分けると、時計の針も見やすい
このような理由で、世界中に「1日=24時間」が広がっていきました。
4. 実は地球の1回転=24時間ぴったりじゃない!?
地球は**自転(じてん)**して1日ができていますが、
実は正確に言うと、**1回転にかかる時間は「約23時間56分4秒」**なんです。
🌏 それなのに「24時間」で区切っているのは、太陽の動きや生活のリズムを基準にして、ちょうど良い区切りにしたからなんですね。
まとめ
- 1日が24時間になったのは、古代エジプトが「12」という数を大事にしたから!
- ローマ人や時計の発明で、世界中に広がった!
- 地球の動きとぴったりではないけど、生活にはちょうどいい区切りなんです。