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山の上で炊いたご飯は美味しいの?
加藤学習塾ブログ
2023/09/08
みなさん、こんにちは。
コロナ禍でのアウトドアの楽しみの一つとして、グランピングや一人キャンプなどの新しい形のキャンプが流行りましたね。
キャンプ飯という言葉が出てきたように、外で食べるご飯は美味しいといいます。
では、山の上で炊いた白ご飯はどうでしょうか?
この場合、少し勝手が違います。
地表には厚い空気の層があり、その厚みの分、大気圧がかかりますね。
山の上では、空気の層が薄くなるので、大気圧が下がります。
すると、大気圧が下がった分、水が沸騰しやすくなり、水の沸点(沸騰するときの温度)が下がるので、例えば、標高3000mだと約90℃で水が沸騰します。
すると、どうでしょうか?
約90℃しか温度が上がらないので、米粒の中心まで届く熱量が減ります。すると、炊きあがったときに、芯に十分熱が足らず芯が硬いままの白ご飯ができます。
ネパールの山岳地帯では、白ご飯が十分に炊けないのを熟知しているので、スープカレーのような水分多め・香辛料多めのカレー料理が発達してます。
白ご飯は100℃という水の沸点と相性が良かったのですね。
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