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新しい地図記号

加藤学習塾ブログ

2023/05/31

みなさん、こんにちは。

地図記号は何があるのか把握できて便利ですね。
地図記号は、国土地理院が発行する地形図で使用されており、国が管理しているのですね。
時代の変遷に合わせて、必要な地図記号が導入されています。
2006年に2つの地図記号が導入されました。
「風車」と「老人ホーム」です。
風車は、1997年の京都議定書の発効以降、温室効果ガス排出量削減が目標になりました。そのため、再生可能エネルギーへの注目が集まり、日本でも、太陽光発電や風力発電への切り替えが早急に必要な対応策としてみられています。
そのため、国が管理する地形図でも風車が社会的機能として必要と判断されて導入に至りました。
老人ホームは、2000年に介護保険制度が開始されて、日本でも介護の制度化が進み、高齢化・核家族化・孤独死・人口減少など、少子高齢社会への着目が増えました。要介護者も増えており、老人ホームが社会的機能として認められたのですね。
そして、2019年に新たに追加されたのが「自然災害伝承碑」です。
これは、2011年の東日本大震災が大きく影響しています。
過去の天災をなかったことにせず、言い伝えることが今後の天災における被害を最小限にできるということで、追加されました。

時代の変遷とともに、社会的機能が認められて地図記号が追加されているのですね。
ちなみに、地図記号は一般人からデザインを募集されていることもあり、老人ホームの地図記号は小学生のデザインが参考になっています。

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