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消費税のメリット・デメリット
加藤学習塾ブログ
2023/05/24
みなさん、こんにちは。
今日は消費税について考えましょう。
消費税の導入以来、日本の税収を支えており、日本の歳入の約3割を占めています。
最近、また、税率を上げるかどうかが国会で議論されていますが、このメリット・デメリットを考えてみましょう。
メリット①:税収が安定する。
→所得税や法人税などの直接税は、不景気のときに税収が減ったりして、徴税額が安定しないが、消費税は日常品・食料品などに一律で税がかかっているので税収がさほど変動せずに安定している
メリット②:全国民はもちろん、外国人観光客など、日本で消費する全ての人が徴税対象である
→一部を除き、全てのモノ・サービスに徴税されているので、全国民はもちろん、外国人観光客など、日本で消費する全ての人に徴税できるので、幅広い人から税収を確保できる
デメリット①:低所得者層における税負担率が大きい
→日常品・食料品などに一律で税が徴税されているので、低所得者層における税負担率が大きく、高所得者層にとっては負担が小さい。
デメリット②:税率を上げるほど、高額な商品・サービスへの購入意欲が阻害される
一部を除き、一律な税率なので、高額な商品・サービスほど、消費税が上乗せされます。よって、低所得者層が余計に購入しづらくなります。こうなると、お金が社会に還元されづらくなり、景気もよくならないですね。
よく言われるデメリットが低所得者層における税負担率が大きいことですね。この一つの解決策として、日常品である食料品は税率を軽減するというものがあります。日本でも、持ち帰りの食料品については10%→8%に税率が軽減されるという制度がありますが、軽減率は低いです。
世界的にみると、フランスは通常の消費税が20%に対して食料品の消費税は5%、イギリスは通常の消費税が20%に対して食料品の消費税はなんと0%です。
消費税は安定した税収が見込めますが、再考の余地がありますね。
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