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熱帯のいも「キャッサバ」とは?
加藤学習塾ブログ
2023/04/14
みなさん、こんにちは。
今日はキャッサバを紹介します。
キャッサバをご存じですか?
キャッサバは中南米原産のいも類で、中南米や東南アジア・アフリカなどの熱帯地域で栽培されて食用にされています。
キャッサバは日本でもおなじみということをご存じですか?
タピオカミルクティーに入っているあの黒い粒はキャッサバのデンプンから出来ています。
キャッサバのデンプンはタピオカミルクティーだけでなく、粘度が高いため、料理のとろみ付けや、接着剤、紙の強度をあげるための薬剤など加工用・工業原料としても需要がかなりあります。
一方、熱帯地域の栽培地域では、主食として食されています。
高温多湿な気候・熱帯のやせた赤土でも栽培可能なのでタロイモ・ヤムイモと同様に熱帯ではポピュラーないも類です。
ただし、キャッサバには青酸という毒性物質が含まれています。
そのため、知識がないと調理することができません。
現地の人は古くから伝わる知恵で、毒が多く含まれる皮の部分の皮むきをしっかりと行い、天日干ししたり、水でゆでることで毒を抜いてから食しています。
キャッサバはカルシウム・カリウムなどのミネラル分が含まれて、ビタミンCも含まれます。貴重な栄養源ですね。
また、キャッサバはバイオ燃料にもなります。
しかも、食材加工品・工業原料用のタピオカデンプンを精製する際の副産物として残りカスであるキャッサバパルプが出るのですが、その残留物からバイオエタノールを加工する技術が東南アジアのASEANを中心に開発が進んでいます。
貴重な食糧・栄養源だけでなく、バイオ燃料として地球環境問題にも貢献するキャッサバはすごいですね。
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