英語構文に挑戦~歴史家と歴史についての考察~京大入試過去問2000年より|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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英語構文に挑戦~歴史家と歴史についての考察~京大入試過去問2000年より

加藤学習塾ブログ

2022/11/20

みなさん、こんにちは。

今日は過去の京大入試にて、歴史家と歴史の関係性についての考察の英文がありますのでそちらを見ていきましょう。


"There are historians and others who would like to make a neat division between 'historical facts' and 'values'. The trouble is that values even enter into deciding what count as facts - there is a big leap involved in moving from raw data to a judgement of fact. More important, one finds that the more comlex and multi-levelled the history is, and the more important the issues it raises for today, the less it is possible to sustain a fact-value division.
(中略)
Our capacity to make wise, well-supported judgements in matters of historical fact and significance can only be formed over years of discussion with others, many of whom have very different horizons from our own. 
(中略)
The difficulty is not just one of the time to assimilate information; it is also the time to mature judgement and come to decisions which only ring true after complex studies and discussions with others and with oneself."

(歴史家やそうでない人の中には、「歴史的事実」と「価値観」を明確に区別しようとする人もいる。困ったことに、何を事実として重要視するのかを決める際にも価値観が入り込むことである。それは、生のデータから事実を判断するのに大きな飛躍が含まれてしまうのである。もっと重要なことに、歴史がますます複雑で重層的であればあるほど、そして、現代においてその歴史がますます重要度を増すほど、事実と価値観の区別を維持するのはますます不可能になっていく。
(中略)
歴史的事実とその重要性について賢明でしっかりと裏付けされた判断を下す能力は、他人と、なおかつ自分とは異なった視野を持っている多くの他人との何年間にもわたる議論によってのみ形成されることができる。
(中略)
難しいのは、単に情報を自分のものとして理解するのに時間がかかるからだけではない。複合的な研究と他者や自分自身との議論を経て、真実に至るように判断力を成熟させて結論に至るようになるのに時間がかかるからでもある)


歴史家でさえ、人間なので研究するのに、事実と自分の先入観を区別するのに判断が難しいということが書いています。
そもそもとして、文献とは、その当時の人が記述したものなので、それ自体、その人の先入観が入っています。いかに、事実だけを抽出するのかは、実は、途方もないことだと言うことが分かりますね。
先入観にとらわれないようにするには、他者とのコミュニケーションによって、多様な価値観に触れることだと述べられています。
みなさんも、いろいろな価値観をみにつけていきましょう。

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