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時計の針はなぜ右回り? ― 歴史が決めた「時間の向き」
加藤学習塾ブログ
2025/10/25

私たちは当たり前のように“右回り”の時計を見ています。
でも、もし時計が左回りだったら?
実はこの「回転方向」にも、歴史的な理由があります。
もともと時計は太陽の動きを模して作られました。
北半球では、太陽が東から昇り、南を通って西に沈む――この動きを正面から見たとき、影は右回りに動いていきます。
そのため、自然の動きに合わせて時計も右回りになったのです。
もし南半球で時計文化が生まれていたら、もしかしたら左回りが“普通”だったかもしれません。
つまり、時計の針の向きは偶然ではなく、「地球の自転と人類の生活圏」によって決まったのです。
現代では、左回りの時計を「逆時計」や「リバースクロック」としてインテリアに取り入れる人も増えています。
見慣れない動きは時間の感覚を少し揺らし、“慌ただしい日常をリセットする効果”があるとも言われています。
時間の流れに追われがちな現代だからこそ、たまには“逆回りの時計”を眺めてみるのも面白いかもしれません。
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