中学社会の知識で大学入試共通テスト地理の問題を見てみよう③~発電とエネルギー問題~|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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中学社会の知識で大学入試共通テスト地理の問題を見てみよう③~発電とエネルギー問題~

加藤学習塾ブログ

2025/01/31

みなさん、こんにちは。

今日は今年の1月18日実施の大学入試共通テスト「地理総合・地理探求」の問題より、発電とエネルギー問題を見てみましょう。


問い:
世界各国では、エネルギー源の多様化が進められている。
次の表は、いくつかの国における2010年から2019年までの発電量の増加率を発電方式別に示したものである。
表のア~ウは、日本・中国・ドイツのいずれかである。国名とア~ウとの正しい組み合わせを、それぞれ考えましょう。


ア:火力55%UP、原子力371%UP、水力81%UP、太陽光・地熱・風力1279%UP

イ:火力9%UP、原子力ー79%DOWN、水力ー5%DOWN、太陽光・地熱・風力192%UP

ウ:火力ー18%DOWN、原子力ー47%DOWN、水力ー6%DOWN、太陽光・地熱・風力248%UP





【解答】
ア:中国、イ:日本、ウ:ドイツ


ア:中国
経済特区の設置による経済成長と、東部海岸部への人口の過密集中により、電力量の需要が増加。
経済成長による技術力の成長で、原子力・太陽光・風力発電の開発が進んでいる


イ:日本
2011年の東日本大震災による原発事故で、多くの原子力発電の稼働を停止。その分、火力発電の発電量を増加させた。その際、石炭による火力発電だと、温室効果ガスが増大しやすいので、温室効果ガスの排出量が相対的に低い天然ガスによる火力発電の導入も進めている。


ウ:ドイツ
欧米の中でも、早くからエネルギー政策に国の政策として取り組んでおり、再生可能エネルギーへの転換が進んでいる。
晴天の日が多いのと、年中、偏西風が吹いているので、太陽光・風力発電の導入を進めている。


中学社会の知識でいくと、
アの国は、経済成長しており、電力の需要が伸びている国であろう・・・
イの国は、原子力発電の減少率が著しいので、2011年の事故の影響がある国であろう・・・
ウの国は、主要3つの発電量(火力・原子力・水力)が減少して、再生可能エネルギーへの転換が進んでいる国であり、晴天が多く偏西風が吹いているヨーロッパの国であろう・・・

といった感じです。


中学社会の延長が、高校地理だと思いますので、今中学生のみなさんは、知識をおさえておきましょう。
また、地理だけでなく、日本史・世界史・理科・数学・英語など、全ての主要科目が、中学校の知識の延長です。
中学の勉強をおろそかにすると、高校での勉強がついていけず、大学入試でも、良い結果が残せず、人生にとっていい進路が確約できません。
幸せな人生を歩むために、中学生のときから努力して、確かな学力を身につけたいですね。


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