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昔の受験はこんなに大変だった! 日本や世界の受験を紹介
加藤学習塾ブログ
2025/01/29
### **昔の受験はこんなに大変だった!**
現代の受験も大変ですが、昔の受験はもっと過酷なものでした。今回は、日本や世界の「昔の受験事情」を紹介します。
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## **1. 江戸時代の「寺子屋」と「藩校」**
江戸時代の庶民の子どもたちは、「寺子屋」で読み書きやそろばんを学んでいました。しかし、いまのような統一テストはなく、先生の判断で卒業が決まることが多かったようです。
一方、武士の子どもは「藩校」に通い、武士としての教養を身につけました。藩校では、「論語」などの儒学の勉強が中心で、暗記がとても重要だったとか。試験に落ちると、出世の道が閉ざされることもあり、プレッシャーは相当なものだったでしょう。
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## **2. 中国の「科挙」—世界一過酷な試験!?**
中国では、**約1,300年続いた「科挙」**という試験がありました。これは、官僚になるための試験で、ものすごく難しいものでした。
### **科挙の特徴**
- **試験期間が長い!**
→ なんと3日3晩!試験会場に閉じ込められ、食事やトイレも決められた場所で済ませなければなりませんでした。
- **内容が超難問!**
→ 膨大な儒教の経典を暗記し、文章を作成する「八股文(はっこぶん)」という難しい作文試験もありました。
- **カンニング厳禁!**
→ 受験生はカンニングを防ぐために、特製の小部屋(試験牢)に一人ずつ閉じ込められました。
合格率は1%以下とも言われ、受験に人生をかける人も少なくありませんでした。
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## **3. 明治時代の「帝国大学」受験**
日本で現在の大学受験に近い形が始まったのは、**明治時代の帝国大学(現在の東京大学など)**の入試からです。当時の試験は以下のようなものでした。
- **筆記試験のみ!**
→ 面接や推薦などはなく、すべて学力勝負。
- **試験科目が多い!**
→ 漢文、数学、外国語(主に英語)、地理、歴史など、多岐にわたる試験が課されました。
- **倍率が超高い!**
→ 合格率は数%程度で、受験生のほとんどが不合格。
しかも、当時は学費も高く、合格しても通うのが大変でした。
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## **4. 受験生の「験担ぎ」あれこれ**
昔の受験生も、合格を願っていろいろな験担ぎをしていました。
- **「落ちない」食べ物**
→ 江戸時代には「お餅」を食べる人が多かったとか。「もち(持ち)こたえる」ことを願っていたそうです。
- **鉛筆の芯を削らない**
→ 「芯(真)が折れないように」との願いを込めた験担ぎ。
- **下駄を右足から履く**
→ 右足から履くと「良いスタートが切れる」と信じられていました。
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## **まとめ**
昔の受験は、いま以上に過酷なものでした。中国の科挙のように、数十年かけて挑戦する人もいたほどです。とはいえ、どの時代の受験生も「努力して未来を切り開く」という点では同じですね。現代の受験生も、先人たちに負けないように頑張りましょう!
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