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共食~人間は集団的動物~
加藤学習塾ブログ
2023/03/27
みなさん、こんにちは。
今日は共食について考えていきましょう。
共食とは、「誰かと一緒に食事をとる」ことです。
この共食ですが、いったいどのような効果があるのでしょうか?
まず、一人で食事をとるときを考えましょう。
この場合、食事の理由の主眼点は「栄養をとる・腹を満たす」ことに置かれます。
そのため、味や香り、見た目などへの意識が低くなり、複数人で食べるときよりも、感じる風味が落ちるようです。
一人で自炊する際も、こだわりがなくなり手間を省いた料理が多くなります。
また、「栄養をとりたい・腹を満たしたい」という生理的欲求が働き、暴飲暴食に陥ったり、濃いめの味付けになり高カロリーになりやすいです。
一方、誰かと一緒に食事をするときはどうでしょう?
この場合、食事の理由の主眼点は「楽しむ」ことに置かれます。
相手を喜ばせたいと思って、味や香り、見た目に気を遣うようになり、手間をかけようとします。栄養配分に気を遣い、濃いめの味にならないようにしたり、野菜などを入れたりします。
そして、食事をするときに、相手と会話したり、料理の味を言い合ったりします。そうした会話が、楽しいという感情を生み、その楽しさが食事への調味料になり、おいしさが増します。
また、相手と会話することで、食事のペースが落ちて、口の中に入れたものをよく噛み、味を味わうようになり、またペースの遅さが満腹感をもたらし、暴飲暴食になりにくいです。
こうしてみると、誰かと一緒に食事をすることが、健康的で幸福な生活につながるのですね。
まさに、人間は、アリストテレスが述べたように、「社会的・集団的動物」ですね。
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