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なぜ労働者の最低賃金は県別なのか?
加藤学習塾ブログ
2023/03/03
みなさん、こんにちは。
そろそろ入試も終わり、高校生・大学生になったらアルバイトをしてみようという人も多いのではないでしょうか?
そこで気になるのが最低賃金ですね。
この最低賃金ですが、都道府県別に47個の最低賃金が設定されています。
なぜ、県別なのでしょうか?
ここで、最低賃金が全国一律だったとします。
当然、どこの基準に合わせるかと言いますと、東京などの都市の基準に合わせますね。
すると、都市の方が物価が高いので、当然、最低賃金も高めに設定されますね。
一見、最低賃金が上がるので、地方の人は喜びそうですが、実は、大きなデメリットがあります。
最低賃金が上がるということは、企業にとって人件費が上がるので、物価を上げないといけません。
すると、ただでさえ地方は人口が少なく購買力も少ないので、物価が上がると、より売り上げが少なくなります。
すると、倒産して、逆に、地方では失業者が増えることになります。
また、企業だけではありません。公務員の給料も上がるので、地方自治体の財政も圧迫して、税金を上げないといけません。
すると、その地方自治体に関わる全ての人に影響が及ぼします。
よって、最低賃金の全国一律は、賢いシステムではありませんので、県別に設定されています。
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