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天体の年周運動・日周運動~同じ場所・同じ方角で観測するには~
加藤学習塾ブログ
2023/02/17
みなさん、こんにちは。
今日は天体の年周運動・日周運動について学習しましょう。
さて、問題です。
「ある日の午後9時に、天体Aが南中しました(真南の空で観測しました)。1ヶ月後と11ヶ月後ではどの時刻で南中しますか?」
ポイントは年周運動・日周運動です。
年周運動とは、1年をかけて地球が太陽の周りを公転することです。
よって、360度÷12ヶ月=30度で、1ヶ月で30度進みます。
また、日周運動とは、1日で地球が自転して1周することです。
よって、360度÷24時間=15度で、1時間で15度進みます。
よって、1ヶ月後では、天体の年周運動により、南中したときよりも30度進んでいる状態なので、15度×2時間の30度分戻せば南中したときが分かります。したがって、午後9時の2時間前で午後7時に南中します。
そして、11ヶ月後では、1年後の同じ日の1ヶ月前ということと同じですね。よって、午後9時に南中したときよりも30度手前なので、15度×2時間の30度分の日周運動が必要になります。
したがって、11ヶ月後では、午後9時の2時間後の午後11時に南中します。
この年周運動・日周運動のポイントをおさえましょう。
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