英語の名言から学ぼう~トーマス・ヘンリー・ハクスリー①~|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

ブログ

英語の名言から学ぼう~トーマス・ヘンリー・ハクスリー①~

加藤学習塾ブログ

2022/12/04

みなさん、こんにちは。

今日はトーマス・ヘンリー・ハクスリーの名言を紹介します。
トーマス・ヘンリー・ハクスリーは19世紀のイギリスの生物学者で、ダーウィンの進化論を擁護した人物です。
そんな彼の一節を紹介します。



"The more carefully nature has been studied, the more widely has order been found to prevail, while what seemed disorder has proved to be nothing but complexity; until, at present, no one is so foolish as to believe that there are any real accidents, in the sense of events which have no cause."

(自然をより注意深く研究すればするほど、ますます広範囲にわたって秩序が広がっていることが分かってきた。一方で、一見無秩序に思えることも、単に複雑であるだけだと判明してきた。よって、今日では、原因のない事象という意味での本当の意味での偶発的出来事が存在すると信じる人ほど愚かな人はいないのである。)


英文を見ていきますと、「the・~er~, the・~er~」の「~すればするほど、ますます~」の比較構文ですね。接続詞whileはここの意味は「一方で」。「nothing・but」は「単に~だけ(only)」。「no one is so(as) ~ as~」も比較構文で「~する人ほど~な人はいない」という最上級の意味を表します。「in the sense of」で「~という意味で」。

自然淘汰という言葉がありますね。環境に適合できなければ滅びるだけであり、環境に適合できるように、行動を変えたり、体を変化させて、進化をしていく。
彼が生きていた19世紀といいますと、ダーウィンの進化論が出たばかりであり、こうした自然淘汰の考えが受け入れられにくい状態でした。
しかし、研究すればするほど、そこには秩序、つまり、環境と生態系に因果関係があるということをはっきりと言及しているところが素晴らしいです。
研究とは、事象と事象をつなぎ合わせる作業だといえます。
みなさんも勉強を深めるときに、原因と結果をつなげながらいくと分かりやすいですし、覚えやすいですね。

戻る

RECOMMEND
あなたへのおすすめ

  • 2023/04/21
  • 加藤学習塾ブログ
まねをするの本来は・・・

  • 2023/07/31
  • 加藤学習塾ブログ
旗は何本いる?〜中学入試「植木算」〜

  • 2022/10/29
  • 加藤学習塾ブログ
UAE(アラブ首長国連邦)のドバイは外国人労働者が集まる国

  • 2023/09/02
  • 加藤学習塾ブログ
算数〜おはじきは何個?〜

  • 2023/04/02
  • 加藤学習塾ブログ
英語の名言から学ぼう~友情とは~

  • 2024/11/19
  • 加藤学習塾ブログ
SDGsについて考えよう~ESG投資とは~
RECOMMEND
閲覧数ランキング