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英語の名言から学ぼう~ロバート・リンド①~
加藤学習塾ブログ
2022/11/16
みなさん、こんにちは。
今日はロバート・リンドの名言を紹介します。
ロバート・リンドはアイルランドの文学者、社会学者です。
詩人の自然へのとらえかたでうまく説明した文章があるので紹介します。
日本人の自然観と通ずる部分があると思います。
"To the poet, the world appears still more beautiful as he gazes at flowers that are doomed to wither, at springs that come to too speedy an end. The loveliness of May stirs him the more deeply because he knows that it is fading even as he looks at it. It is not that the thought of universal mortality gives him pleasure, but that he hugs the pleasure all the more closely because he knows it cannot be his for long."
(詩人にとって、しぼむ運命にある花や、あまりにもはかなく終わりを迎える春を眺めると、世の中がますます美しく見えるのである。5月のいとおしさも、それを眺めているときでさえその美しさがだんだんと失われていくことを知っているのでますます深く詩人の心を動かすのである。あらゆる生き物が死ぬ運命であるという考えが詩人に喜びを与えるのではなく、喜びを永遠に味わうことができないと知っているからこそ、いっそう親密に喜びを感じるのである)
詩人のとらえかたがうまく説明されていますね。
松尾芭蕉が俳句にて、「わび・さび」という日本人の美徳をうまく描写したが、まさにその美徳だと思います。
四季折々で、自然の姿が変化して、永遠がない、一瞬の美しさこそ、本当の美しさだと思います。
自然破壊はますます進んでいます。
SDGsをしっかりと考えて、偉人や詩人が称賛した自然の美しさを後世に伝えたいですね。
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