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台風はなぜうずを巻くの?
加藤学習塾ブログ
2022/08/30
みなさん、こんにちは。
もう台風シーズンですね。
さて、台風はなぜ渦を巻くのでしょうか?
風は高気圧から低気圧に吹き込むため、熱帯低気圧である台風は中心に向かって風が吹き込みますね。
そこに加わるのが地球の自転の力です。
地球は球体のため、赤道付近は地球1周約4万kmを1日かけて自転しますが、北極・南極に近い極地方では、緯線(地図の横線)1周の長さが短くなりますね。そのため、赤道付近よりも、自転の速さが速くなります。
よって、自転の速度の違いから、北半球では右に曲がろうとする力、南半球では左に曲がろうとする力が加わります。
これをコリオリの力といいます。
このコリオリの力によって、台風は渦を巻いています。
このコリオリの力は台風だけでなく、高気圧・低気圧の風向きや、季節風の風向き・貿易風・偏西風の風向きなどいろいろな気象に影響します。
余談ですが、北半球と南半球でコリオリの力は逆になります。
よって、北半球の台風やハリケーンは反時計回り(左回り)に台風の中心に吹き込む形で渦を巻いていますが、南半球の台風(オーストラリアではサイクロンやウィリーウィリーと呼ばれています)では時計回り(右回り)に台風の中心に吹き込む形で渦を巻いています。
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