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鉛筆の硬さはどう決まる?
加藤学習塾ブログ
2025/10/07
「HB」「2B」「H」――鉛筆には必ず硬さが表示されています。この表記は黒鉛と粘土の割合で決まります。黒鉛が多ければ柔らかく濃い線(B系)、粘土が多ければ硬くて薄い線(H系)になります。HBはその中間です。
興味深いのは、国によって基準が異なることです。日本では「HB」が一般的ですが、アメリカでは「#2」と表記される鉛筆が学校でよく使われています。これは日本のHBに近い濃さです。
また、デッサンや製図の分野では複数の硬度を使い分けます。薄い線にはH系、濃い影にはB系を使用することで、表現の幅が広がります。シャープペンシルが普及した現代でも、鉛筆が根強く使われる理由は、この繊細な表現力にあります。
身近な鉛筆ですが、その硬さ一つをとっても奥深い世界が広がっています。受験勉強や試験のマークシートでお世話になるとき、その裏にある雑学を思い出してみると、ちょっとした発見になるかもしれません。
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