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地理的・歴史的にみた餃子のルーツ
加藤学習塾ブログ
2023/02/23
みなさん、こんにちは。
今日は餃子について紹介します。
餃子はおかずに欠かせませんね。
餃子はもちろん中国から伝わりましたが、日本風にアレンジされています。
日本だと焼き餃子が普通でご飯のお供として食しますが、中国では、ゆで餃子が一般的で、ご飯のお供としてのおかずではなく麺類と同じ主食の感覚で食します。
まず、中国のルーツから見てみましょう。
中国は世界4位の面積を誇る広大な土地があり、内陸部と南部と北部で風土・気候が異なります。南部では温暖湿潤気候と長江を活かした稲作文化で、北部は冷涼な気候なため小麦文化になります。(内陸部は農耕に不向きなので家畜文化です)。よって、北部ではラーメンやパン・まんじゅうなどの小麦料理が多く、中国で食されるゆで餃子も基本的に北部の料理です。
そして、中国から伝わった時期を考えてみましょう。
1929年に世界恐慌がありイギリス・フランスなど植民地を多く抱えた列強はブロック経済を敷きます。
そのため、日本は資源・食糧に乏しいため、国民の生活が困窮していきます。よって、大陸に上陸して資源を略奪するしかありませんでした。
1931年に日本は満州事変を起こして中国東北部を実質支配します。
そのときに満州に派遣された日本兵が中国北部のゆで餃子をみて戦後日本に持ち帰ったのが日本の餃子のルーツです。
ただし、そのときは、戦時中だったため、小麦が少なく薄い皮で作られて、ゆでると皮が破れるので焼くという工夫をしたのだと思われます。
また少しでも兵隊さんが精力が付くように餃子のあんにショウガが入れられました。
今では日本の食卓に欠かせませんね。
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