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秋の空が高く見えるのはなぜ?
加藤学習塾ブログ
2025/10/08
「天高く馬肥ゆる秋」という言葉があるように、秋になると空がぐんと高く澄んで見えます。
実際、秋の空は他の季節よりも青く、遠くまで見通せることが多いですよね。
では、なぜ秋の空は“高く”見えるのでしょうか?
その理由は、大気中の水蒸気量にあります。夏は湿度が高く、空気中に水分が多いため、光が散乱してモヤがかかりやすくなります。結果として、空が白っぽく、低く見えるのです。
一方、秋になると空気が乾燥し、水蒸気が減少。青い光が強く届くようになり、空がより鮮やかな青に見えるのです。
さらに、上空の偏西風が安定し、空気の層がくっきりと分かれることで、遠くまで澄んだ景色が見えるようになります。
こうした気象的な変化が、「秋の空が高い」という印象を生み出しているのです。
科学の視点で見ても、秋は“光と空気の季節”。
夕暮れのグラデーションや月の美しさも、この澄んだ空気のおかげなのですね。
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