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時間の長さを感じる不思議
加藤学習塾ブログ
2025/09/23
「楽しい時間はあっという間」「退屈な授業はやけに長い」。誰もが経験するこの不思議、実は心理学で「時間の主観的体験」として研究されています。
人間は退屈や不安を感じると、脳が刺激を求めるために時間を細かく認識しようとします。その結果、実際より長く感じるのです。逆に楽しいときは集中力が高まり、注意が一点に集まるため、時間をあまり意識せずに過ごしてしまいます。
さらに年齢によっても感じ方は変わります。子どものころの1年はとても長く感じられますが、大人になるとあっという間。これは「ジャネーの法則」と呼ばれ、自分の年齢に対して1年の比重が小さくなるためと説明されます。
科学的に見れば時間は一定ですが、人間の心が感じる「体感時間」は大きく揺らぎます。だからこそ勉強や仕事に集中するときは、意識的に区切りをつけることが大切。短い休憩を挟むことで時間感覚をリセットでき、効率も上がります。
時間をどう感じるかは自分次第。1日を長く有意義に使うか、あっという間に過ぎてしまうか。その違いは心の持ち方にあるのかもしれません。
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