英語の名言から学ぼう~バートランド・ラッセル④~|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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英語の名言から学ぼう~バートランド・ラッセル④~

加藤学習塾ブログ

2023/03/08

みなさん、こんにちは。

イギリスの文学者バートランド・ラッセルの再登場です。


"The whole world of art and literature and learning is international; what is done in one country is not done for that country, but for mankind. If we ask ourselves what are the things that raise mankind above brutes, what are the things that makes us think the human race more valuable than any species of animals, we shall find that none of them are things in which any one nation can have exclusive property, but all are things in which the whole world can share."

(芸術と文学と学問の全ての世界は国際的である。というのも、一つの国でなされることは、その国のためではなく、人類のためになされていることだからである。人類を獣よりも高尚な生き物にしているものは何か、人類が他のどんな種類の動物よりも尊いと我々人類に考えさせるようなものは何か、と自問した場合に、それらの中に共通する物として、どんな一国も他を除外した専有物のようなものはなく、全世界で共有しうるものがあらゆるものの中に共通しているということが分かるであろう)


英文を見ていきますと、「not・A・but・B」で「AではなくB」。「the things that makes us think~」は関係代名詞thatで「the things」を修飾しているのと使役動詞make「~させる」をおさえる。shallはイギリス英語でwillと同意。findは「みつける」ではなく、第三文型なので「~だと分かる」。


全ては第一文の「芸術と文学と学問の全ての世界は国際的である」という文に集約されていると思います。
言語・文化・社会が多少異なるにしても、人類が築き上げてきたものは万国共通であり、しかも芸術にいたっては全世界の精神に訴えて感動を呼ぶ物が多いですね。
専有物ではないという表現も印象的です。過激な運動団体が世界中の美術館・博物館で破壊行為など過激な表現をして自分たちの主張をしようとしていますが、手段が間違っていますね。自分たちの芸術作品ではなく全世界共通のものなのに、何をしているのだという感じですね。
まだウクライナ侵攻がこの先どうなるのか展望が読めませんが、この国際意識というものがもう少しロシアにあれば違った展開になっていたかもしれませんね。
いろいろな文化的創造物に触れて国際意識を大事にしたいですね。

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