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雪の結晶はなぜ六角形? 冬だけ見える自然の数学
加藤学習塾ブログ
2025/12/02

雪が降る季節になると、子どもたちは空から舞い降りる白い粒に興味津々になります。しかし雪はただの氷ではなく、自然が作り出す“数学の芸術作品”です。雪の結晶が六角形になる理由を知ると、冬が少し違って見えてきます。
雪は、空の中の微小な水蒸気がチリの粒にくっつき、−10℃前後で凍りつくことから始まります。このとき水の分子が最も安定した形として六角形の格子を作ります。そのため雪の結晶は必ず六角形をベースに広がります。それが枝のように伸び、美しい模様となるのです。
家庭での教育としては、折り紙で六角形の雪の結晶を作るのがおすすめです。いくつか並べてみると「同じ六角形なのに模様は全部違う」ことが実感できます。実際、自然界に“同じ結晶は2つとない”とされ、その理由は空から地面に落ちるまでに結晶が通る温度や湿度のルートが毎回違うから。
また、雪の観察は“確率”や“多様性”の学習にもつながります。冬は自然に触れる機会が少なくなりがちですが、雪は立派な教材です。見方を変えるだけで、冬の日常が科学のワンダーランドに変わります。
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