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消しゴムが“ゴム”でできていないって本当?
加藤学習塾ブログ
2025/09/05
勉強道具といえば欠かせないのが消しゴム。でも「消しゴム」という名前の通り、本当にゴムでできているのでしょうか?
実は現在の消しゴムの多くは「ゴム」ではなく「プラスチック」で作られています。特に日本で一般的な白い消しゴムは塩化ビニル樹脂を主成分としています。柔らかくてよく消えるのは、この素材のおかげなのです。
そもそも消しゴムの始まりは18世紀のヨーロッパ。イギリスの科学者プリーストリーが「ゴムが鉛筆の跡を消せる」ことを発見したのがきっかけでした。当時は天然ゴムが使われていましたが、湿気に弱く、すぐに劣化してしまう欠点がありました。その後、素材の改良が進み、現在のようなプラスチック製消しゴムが広まったのです。
さらに面白いことに、日本は「消しゴム大国」と呼ばれるほど製品の品質が高い国でもあります。世界の文房具ファンがわざわざ日本製の消しゴムを買い求めるほどで、柔らかさ、消字力、デザイン性のどれをとってもトップクラスです。
普段は何気なく使っている消しゴムですが、その小さな一つにも科学の工夫や歴史が詰まっているのです。
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