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なぜ“秋の虫の声”は日本人にだけ音楽に聞こえるのか?
加藤学習塾ブログ
2025/10/10
夜に耳をすませば、コオロギや鈴虫の音が響く季節。
でも実は、秋の虫の声を「音楽」として感じるのは、日本人を含む東アジア人だけなのだとか。
これは、脳の「音声の処理方法」に関係しています。
日本人は虫の声を右脳で処理します。右脳は感性や音楽、情緒を司る部分。つまり虫の声を“メロディ”として認識しているのです。
一方、欧米人は虫の声を左脳で処理します。左脳は言語や情報処理の領域であり、「ただの雑音」として捉えやすいのです。
文化的にも、日本では『虫の声』という童謡があるように、古くから虫の音を“自然の音楽”として親しんできました。
風鈴の音や川のせせらぎなど、自然と共に季節を味わう感覚が根付いているのです。
つまり、秋の夜の虫の声は、日本人の感性と文化が作り出した“小さな音楽会”。
耳を澄ませれば、そこに秋の風情が宿っています。
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