漢字の秘密!雲の成り立ち
加藤学習塾ブログ
2025/07/19
【漢字のヒミツ】「雲」はなぜ「雨」+「云」なの?
こんにちは、
今日はちょっと面白い漢字の雑学をご紹介します。
みなさん、「雲」という漢字を見たことありますよね?
空にふわふわと浮かぶ、あの「くも」です。
さて問題です。
「雲」という字は、なぜ【雨】と【云(うん・いう)】でできているのでしょうか?
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■ 「雨」はわかる。でも「云」ってなに?
まず、「雨」はそのまま、空から降る雨の意味です。
これは納得ですよね。雲から雨が降りますから。
では下の「云(うん)」は、いったい何を意味しているのでしょうか?
実はこの「云」という字、昔の言葉では「言う」とか「のべる」という意味がありました。
つまり、空の上で「何かを言っている」ような、ふんわりとしたもの…それが「雲」だったのです。
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■ でも、実はこれは“形声文字”なんです!
「雲」という漢字は、漢字の成り立ちでいうと「形声文字(けいせいもじ)」に分類されます。
• 【雨】…意味を表す部分(意味をしめす部首)
• 【云】…音を表す部分(読み方のヒント)
つまり、「雨が関係していて、『うん』という音がする漢字」というのが、元々の成り立ちなんです。
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■ 「雲」って昔はこんな形だった!
昔の漢字(甲骨文字)では、「雲」はもこもこした形で描かれていて、本当に空に浮かぶもののイメージに近かったそうです。
時代が進むにつれて、音や意味を表すパーツが合体して、今のような「雲」という漢字になったわけですね。
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■ ちょっとした一言
漢字の一つひとつには、成り立ちや歴史があります。
「なんでこうなってるの?」と疑問を持つことで、語彙力も記憶力も深まっていきます。
覚えるだけじゃない、“考える”学びも大切にしていきましょう!
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